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AIとスマホで楽しく脱炭素!

「脱炭素チャレンジ日記調査」実証実験を塩尻市で実施

環境省の委託事業として、私達は「脱炭素チャレンジ日記調査」を実施しました。本実証実験は、日常生活の中で行われている脱炭素行動をスマートフォンアプリで記録し、その効果や継続を促す仕組みを検証する社会実証プロジェクトです。参加者は専用アプリ「脱炭素日記」を利用し、約1か月にわたり脱炭素アクションを記録しました。集められたデータは、カーボンニュートラル実現に向けた効果的な行動変容施策の検討に活用されます。

写真を撮るだけで脱炭素行動を記録

本実験では、「テレビを見る時間を短縮した」「マイバッグを使った」「旬の野菜や果物を食べた」「電車やバスを利用した」など、17種類の脱炭素アクションを対象としました。参加者は行動を実施した際に写真を撮影し、アプリへアップロードします。AIによる画像認識が写真の内容を判定し、該当する行動を提案する仕組みです。 また、徒歩や自転車での移動は歩数計測機能とも連携しており、1日1,500歩以上歩くと自動的に記録されます。

地産地消との連携も実施

今回の実証実験では、地産地消商品を紹介するサイト「つなぐ市場」との連携機能も搭載されました。参加者はサイトを閲覧したり、地産地消商品を販売する事業者を投稿したりすることができ、地域経済と脱炭素の両立を目指す仕組みが取り入れられました。

対照群と介入群の違いとは?

今回の実証実験では、参加者を「対照群」と「介入群」に分け、行動変容への効果を比較しました。

対照群:個人の行動記録が中心

対照群では、脱炭素アクションの記録とポイント獲得が主な機能です。参加者は自分自身の行動履歴や獲得ポイントを確認しながら記録を継続します。アプリには履歴画面やポイント表示機能が搭載され、日々の行動を振り返ることができます。

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介入群:目標・仲間・地域を活用したナッジ

一方、介入群では、対照群の機能に加え、個人・グループ・地域ごとの目標達成状況が表示されます。参加者はランダムに編成されたグループに所属し、自分だけでなくグループ全体や地域全体の達成状況を確認できます。さらに、目標達成ごとに50円相当の報酬が付与される仕組みが導入されました。グループや地域の仲間と協力しながら目標達成を目指すことで、継続的な行動を促す「コミュニティナッジ」の効果を検証しています。

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行動の見える化が未来の脱炭素社会につながる

脱炭素というと難しく感じるかもしれませんが、実際にはマイバッグの利用や地元産の野菜を選ぶこと、徒歩や公共交通機関を利用することなど、身近な行動の積み重ねが大切です。本プロジェクトでは、スマートフォンアプリとAI技術を活用することで、こうした日常の行動を「見える化」し、継続しやすい仕組みづくりに挑戦しました。特に介入群では、仲間や地域とのつながりを活用することで、より大きな行動変容が生まれるのかを検証しています。今後、実証実験で得られたデータの分析を通じて、脱炭素社会の実現に向けた新たな行動変容手法の開発が期待されています。